八ヶ岳山麓 Asaoka Rose 2019.9

ゴールデンレトリバー「ベティ」の座席を確保し、アウトドアー用品をベッド下に収納。ハイエース納車後4日目初めての車中泊に若干の不安を持ちながら、乗り心地検証も兼ねて八ヶ岳山麓へ3泊4日の予定で旅立ちました。

Day1 午前7時半頃高速道に入り、名神から中央道へ。途中、名神多賀SA、中央道駒ヶ岳SAで休憩しベティ散策。駒ヶ岳SAに着いた頃は丁度お昼時で、レストランで食事をと思いましたがベティ連れなのでに入ることはできず、デッキ付きのカフェで昼食を済ましました。

南アルプス村長谷、峠の茶屋

駒ヶ根ICで高速を出て一般道へ入り高遠方面へ。R152に入り道の駅南アルプス村長谷で小休止。ここは昔、長野県大野市「葛温泉」へバイクひとり旅へ行ったときに地場ゼロの分杭峠への行きすがら立ち寄ったところです。R152杖突峠にある峠の茶屋の無料展望所で諏訪盆地を一望し、今日の目的地、長野県諏訪郡富士見町の富士見高原ペットと泊まれる宿へ向かいました。

峠の茶屋から諏訪市を望む

ペットと泊まれる宿

予約した宿は、「1階は専用リビング、2階はロフトタイプのベッドルームです。キッチン付きの10坪の広さがあります」とありました。
ペットは一階のリビングで我々は梯子を登って二階のロフトで寝る仕様でした。ベティと一緒の部屋で寝るものと想像していた私たちは少し残念な思いをしました。注意深く案内を読むべきでした。

ペット泊まれる宿ジョナサン

お風呂は近くの「ホテル八峯苑鹿の湯」の温泉に行きました。

前回、乗用車で行った「ドギーズハウス滋賀」ではトレーラーハウスでペットと同じ部屋で寝ることができました。安心しているベティの様子を見るにつけ穏やかな気持ちになりました。この時がベティと初体験の旅でした。ドギーズパーク滋賀HomePage

Day2 妻は、Asaoka Roseで「バラ摘み&蒸留体験」をしてみたいと強い要望があったので、八ヶ岳山麓に出かけることにしました。今日は、妻が楽しみにしていたメインイベントです。

Asaoka Rose

翌日は、富士見高原の宿を後にして長野県諏訪郡富士見町富士見にあるAsaoka Roseに妻を送り、僕は夜の食材を買いに山科県北森市長坂にある「ショッピングセンターきららシティ」まで出かけました。昨日泊まった宿の主人に教えてもらった店でしたがかなり遠くまで走らなければなりませんでした。
妻は、Asaoka Roseで「バラ摘み&蒸留体験」しています。体験は3時間ほどかかると聞いていましたので、時間潰しに買物の後、近郊をぶらり観光と思っていましたが買い物とショッピングセンター往復で2時間ほどかかりAsaoka Roseにとんぼ返りとなりました。Asaoka Rose HomePage

清里テラス

次にサンメドウズ清里の清里テラスに向かいました。

レストランサンダンスのデッキで軽めの昼食をとり、パノラマリストの乗り場に向かいました。デッキでの昼食は本日2回目です。ペット連れだとレストラン内に入れませんでした。

パノラマリフトに乗り標高1900mの清里テラスへ行きます。富士山が見えるか楽しみです。
その前にベティがパノラマリフトに乗せてもらえるかどうかです。小型犬は抱っこしてリフトに乗っているようでしたが我が家のベティは中型犬かそれ以上です。リフトチケットの購入時「ワンチャンも一緒にに行けますか」と尋ねました。「ケージに入れられれば大丈夫です」とのことでした。

パノラマリフトの乗り場で係員にチケットを渡すと係員がすぐに大型ケージを持ってきました。ベティが嫌がるかと思ったが自らさっさとケージの中に入るではありませんか。これには驚きました。ケージ自体が重い上にベティの30数キロの体重が加わり、係員と私と二人でリフトに乗せたのですが重くて腰砕けになりそうでした。ケージもリフトも初体験のベティでしたが、怖がるどころか大きな目をクリクリさせ興奮気味でした。きっと私と妻が側にいるからでしょう。

1900mの頂上に着きました。ベティは私をことのほか信頼しているようでした。私と妻がいれば何処にいても幸せなんだと思いました。もう留守番はさせられませんなあ。

清里テラス

清里テラスでは残念ながら富士山は見えませんでした。1900mの眺望はだだっ広く大した感動を覚えませんでした。眺めは、九州の阿蘇にある大観峰からの眺望に似ていました。阿蘇の大観峰は約936mですが、大観峰から見る阿蘇カルデラと阿蘇五岳の眺めの方が雄大で優っているように私は感じました。富士山が見えてこそ清里テラスではないかな。清里テラスHomePage

清里中央オートキャンプ場

15時過ぎ、予約済みの清里中央オートキャンプ場に着きました。実は清里天然温泉”天女の湯”が併設された清里丘の公園オートキャンプ場に決めたかったのですが、残念ながら天女の湯も定休日でした。

16時半ごろ、午前中に購入した食材で「二人だけの野外すき焼きパーティ」をしました。ベティも持参の餌を与えましたが食欲もあって大成功でした。ビールも美味かったです。

食事が終わって片付けを始めた頃、雨が降りそうな天気になってきました。急いで片付を完了し就寝の準備です。ベティがいなければ30分ほど走れば温泉に行けたのですがベティがいるので今日は風呂なしです。

ベッドに寝転がってしてしばらくすると雨が降ってきました。ベティもセカンドシートを折りたたみ、その上に寝かせました。少し狭いようだったのでシート上の荷物を全て異動してやりました。大変だわwww・・・

夜遅くには雨も強くなり雷が轟渡りました。森林での雷は迫力があり過ぎました。いつもなら怖がってビクビクする筈のベティでしたが、今夜は私たちが側にいるからか落ち着いていましたので一安心です。慣れないので熟睡とはなりませんでしたが、なんとか寝不足になることもなくひと夜を過ごす事ができました。

清里中央オートキャンプ場について

整備された良いキャンプ場でした。オートキャンプサイトも広く使いやすかった。
管理棟の中に炊事施設、トイレもあり、おまけにトイレはウオッシュレットでシャワー施設も完備していました。それらは清掃が行き届いて綺麗でした。さらにWiFiが繋がる環境にもしてありました。管理棟は22時まで電気が灯され明るくて安心感がありました。
お勧め度4.8 温泉が側ににあれば5.0 清里中央オートキャンプ場HomePage

HIACEで初めての車中泊

野外すき焼きといい車中泊といい全て初めての体験です。ここまで至って順調に過ぎました。HIACE万歳ってなところです。

 

Day3 朝食は昨夜に残ったすき焼きを”おじや”にして食べました。新たに朝食を作る必要もなく、すき焼きは2度美味しく手間いらずでした。パーコレーターであらかじめ用意していた粗挽きコーヒーでコーヒータイム。何か贅沢感が満ちてきますね。

八ヶ岳南山麓に広がる萌木の村

食器を洗い後始末をすませ、遅めのキャンプ場出発です。

山梨県北杜市高根町清里の萌木の村へは11時前に着きました。キャンプ場から10分ほどです。 萌木の村HomePage

レトロな雰囲気のレストラン、洋菓子店、雑貨店が散歩道に沿ってありました。「森の中に佇む日本唯一のメリーゴーランド」も萌木の村を一層盛り立てていました。

村を散策し、ROCKで昼食を取りました。たくさんの人が並んでいました。少し待ちましたがテラス席ではペットと連れで食事が可能だったのでベティを連れてその席に付きました。ROCKで有名な「名物カレー」を是非とも味わいたいと迷わず注文しましたが、私はそんなに旨いとは思いませんでした。

Rock

Moeginomura

宇宙ビール

ところで昨日、AsaokaRoseのオーナーから「もし宇宙ビールが置いてある店を見つけたら、是非お土産に買って帰り試飲してください。お勧めです」と紹介されました。せっかくなので通りすがりのお店で聞いてみましたが置いてありませんでした。

JR清里駅の観光案内所に行ってみました。さすがです。宇宙ビールが置いてある店を教えてくれました。教えてもらったひまわり市場をナビにセットし八ヶ岳リゾートアウトレットへ行く途中に立ち寄りました。息子のお土産も含め余分に買いました。

八ヶ岳リゾートアウトレット

14時ごろ八ヶ岳リゾートアウトレットへ。私はここまで来て「買い物か」と気が進みませんでしたが、妻が是非連れて行って欲しいと云うので立ち寄ることにしました。次への予定もあり時間があまりないので私は車の中でベティと留守番です。妻はスキップしアウトレットに入っていきました。

待っている間に駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘オートキャンプ場に予約の電話を入れました。平日のキャンプ場は空いているだろうと予約を入れていませんでした。案の定、キャンプ場の予約はすんなり取れました。

夕立が降ってきました。妻は40分ほどして「時間が足らない」と言って不満そうな顔をして助手席に座っていました。

今日の宿泊もキャンプ場なので、明るいうちに着かなければならない。妻の不満を聞き流し、駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘オートキャンプ場へ向かいました。

駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘オートキャンプ場

諏訪SAにて

諏訪SAで休憩し、17時前キャンプ場に着きました。受付は17時までなのでギリギリでした。

受付をしながら「今日の利用者は何組ぐらいですか」と尋ねたら「お客さんだけです、好きな場所何処でも結構です」「私達だけですか、熊が出たりしませんか」「昨日出たから今日は大丈夫でしょう」本当に大丈夫かな不安になってきました。

受付をすませオートキャンプ場に入りましたが、森の中にひっそりと私の車だけ。周りは鬱蒼とした森に囲まれ開けたところはなく、炊事等も真っ暗で管理人の常駐もなし。熊が今にも出てきそうな雰囲気です。心細くなって「大丈夫かな」と妻え声をかけました。「怖いね」

とりあえずあらかじめ調べておいた南信州ビール直営レストラン”味わい工房”に車を走らせ夕食を採ることにしました。ベティは駐車場の車中で留守番です。

夕食を早々にすませキャンプ場に戻りました。真っ暗で何も見えません。「こりゃダメだわ、怖いだけじゃん」と躊躇なくキャンセルを申し出にいきました。受付棟は閉まっており電話すると併設の「こぶしの湯」受付まで行ってくださいとの返事でした。

こぶしの湯

とりあえず交代で風呂に入ろうと妻を先に温泉に送り出し、私はベティを車で「留守番だよ」と言って”こぶしの湯”の二階の受付に行き今日のキャンプは取りやめたいと申し出ました。すんなりと認められ料金は返還してくれました。

車に戻る途中1階出口の灯のない真っ暗な階段で足を滑らせ、両手に荷物を持っていたため強かに顔面をアスファルト舗装に打ち付けました。息ができないくらいのショックでした。しばらくして起き上がり左の頬を触ると手にべったりと血が着きました。メガネもひん曲がっていました。

取り敢えずポケットティシュで血を拭き取り、これは大変と再びこぶしの湯二階の受付へ助けを求めに行きました。「出口が真っ暗で足を滑らせしまいました、とりあえず消毒したいので何かありませんか」

話を聞いてくれた受付の方が、他の方の方呼び出し事情を説明するとその人がマキュロンとティッシュを持ってきてくれました。トイレで念入りに消毒しお礼を言って車に戻りました。

よく考えてみると出口に明かりを灯さないのは経営者の落ち度ではないかと思いましたが、旅行中に諍いを起こすのも気がすすまず、自己責任だと自制しました。

明日になれば顔は腫れ上がってるなと思いながら妻が風呂から帰ってくるのを待ちました。こぶしの湯の入り口には灯りが点いていました。

帰途へ 真夜中の高速道

20時ごろ駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘オートキャンプ場を後にし、どこかのSAで車中泊をするつもりで駒ヶ根ICから中央道に入りました。恵那峡SAだったか駐車場は消灯した大型トラックが所狭しと停まっていて、その多くはエンジンをかけたままでした。やかましくて車中泊どころではありませんでした。早々に退散しSAを出ました。

大きなSA、小さなPAどこもトラックで一杯でした。駐車場へ入る誘導路や出口の走行車線手前までトラックが連なっているところも多数ありました。

真夜中の高速道路はトラックで占領されている感がしました。日本の物流が夜通し動いているのがよく分かりました。Amazonの翌日配達もこうして成り立っているのかと思ったよ。

ともあれ、あれよあれよという間に自宅までぶっ通しで走る事になってしまいました。午前2時半ごろ自宅到着。アァ疲れたわ~

こんな時は急がずに高速道を降りてどこかの道の駅を探した方が無難だったかもしれません。次回はこのような目に合わないように心しよう。

旅を終えて

キャンプ場選び
最終日に大きく予定が狂い怪我もして大変疲れてしまった。今まで真夜中に走った記憶なんて思い出せない。キャンプ場で森林の中ひと気が全くないのはとても怖いことが分かった。平日は空いているから予約なしでも楽勝と思っていたのも安易な考えでした。

ベティもお疲れ
最終日でもベティは酔うことはなかったがかなりお疲れのようだった。私も真夜中ぶっ通しで走ってかなりお疲れが出たようだ。ベティは家に帰ってきて二日ほどゴロゴロして動かなかったよ。

怪我のその後
駒ヶ根高原での「こぶしの湯」の出口階段で怪我をした顔面も、その後腫れ上がらなかったのは不思議だった。左眉毛下の傷も1週間ほどで治りました。日頃の行いが良いからかもしれないな ^_^ 感謝!

HIACE 走行960Km時点での乗り心地

往路 予想どおりでこれなら大丈夫という感じでした。初めての運転でスピードも100キロ以下で走りました。ハイエースのエンジン音も道路の凸凹を拾う音も許容範囲でした。ただ車高が高いのでフワフワ感は多少気になりました。

帰途 真夜中に高速を走ってスピードを上げると道路の継ぎ目や凸凹をよく拾い乗り心地が最悪だった。これは早速対策を考えなければ!

Youtube

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