最近鑑賞した映画
「ロケットマン」
エルトンジョン1947年生誕 出生名:レジナルド・ケネス・ドワイト(レジー)が小さい頃、父が大切にしているジャズのレコードを内緒で聞いたらこっぴどく怒られた。家にいることが少なかった父がたまに帰ってきたら、レジーは嬉しくて父に甘えようとするのだが叶わなず。また、夫婦仲が悪く母も覚めていたのか、彼に愛情を注ぐことはなかった。レジー15歳のとき両親は離婚。小さい頃から両親に愛情を求めても叶わず「寂しい」想いを抱き続けて大人になってゆく。
そんなレジーだが
23歳(1970年)に発表した「僕の歌は君の歌」が大ヒットし、彼の人気は世界的なものになり25歳(1973年)で億万長者となった。類稀な才能に突き動かされ、まさにロケットのように爆進し成功を収めてゆくのだが、幼少期から抱き続けていた満たされない心の闇が、やがて彼を薬物、アルコール依存症、過食症に誘う・・・
しかし、49歳(1990年)のとき、自ら薬物を断つため更生施設に入り、その後カムバックを果たす・・・
彼とはとは比ぶべきもないが、私も壮年期までは、世界のほんの片隅ではありますがロケットマンのように突き進んできました。一体何のためにそうしてきたのか、結局は何を得たるために突き進んできたのか・・・そして今、その何かを手に入れたのか、自らの人生を考えさせられた映画だった。
92歳のパリジェンヌ
92歳まで車を運転していたが、車をぶつけてしまい慣れ親しんだ車を売ることにした。物忘れがひどくなってきた。階段の上り下りが覚束ない。このままなすがままに命を長らえていたら、自分のことすら何もできなくなり子供たちに迷惑をかけてしまう。惨めな自分を晒すことになる。
今のうちに自分の生きる期間を決めてしまおう。子供たちに相談するも大反対に合い阻止される。今後の自分を思うと頑固にしっかり者として生きてきたプライドが許さない。92歳のパリジェンヌ、そしてその家族との葛藤が描かれる。
高齢者の誰もがぶち当たる試練であろう・・・私も、老後と真剣に立ちむかう時が近づいている・・・
ファミリーマン
敏腕ヘッドハンターとして華々しい業績をあげてきたデイン・ジェンセンとライバルの女性社員リンは、社長から今後の業績次第でどちらかに次期社長の座を譲ると告げられる。そんな矢先、デインの10歳の息子ライアンが急性リンパ性白血病に冒されていることが判明。それでも息子より仕事を優先させるデインに対し、妻エリースは不満を募らせていく。妻の強い要望でようやく仕事の量を抑え、息子との時間を持つように努めるデインだったが、今度は業績に影響が出てしまい……。
仕事に没頭する男と、それを取り巻く家族の葛藤を描いている。