孫と私
娘が嘆く、長男が勉強できないと
実家遊びに来たら本人からその真偽を確かめてみようと思っていました。
娘の家族が正月に実家に来ました。その帰る日に孫を私の部屋に呼びました。正月早々いやな役目です。孫が心配をかけなければ、嫌われることも云わなくてもよいのですが。娘の長男は赤ちゃんの時からよく知っています。プラモデルや、自転車などおもちゃもよく買ってやりました。孫も私の云うことは良く聞いていました。昨年も、一人で私のところに遊び来ました。
孫に聞いてみると、やはり成績は芳しくないようです。親に言われて仕方なく勉強をしている姿を見て、「お母さんに勉強したか、と何度も言われるのは嫌だろう」と聞くと、「別に嫌でもない」と。
色々話をしたが、「じいじいはバイクに乗って楽しそうにしている」という。「誰も自分の好きなことばかりして楽しく過ごしたいのは同じ。しかし、現在、じいじいがバイクに乗って楽しむことができるのは、若いころシッカリ勉強して今の自分を創ってきたからだ。若いころに自分の好きなことばかりして勉強をないがしろにしたら、大人になってじいじいみたいに楽しむことはできないぞ」
「今はしっかり勉強して結果を出していくことが大切だ。人の表面ばかりみて、自分も楽しみたいというのは間違いだ。その裏面の努力を見ないといけない。表面的なことばかり見て自分を顧みないのはいけない。白鳥も水面を優雅に泳いでいるように見えても、水面下でせっせと足を動かしているだろう」と伝えました。
そして学期末の成績目標を告げ、本人に約束させました。
本人の意見を求めたが、どう勉強すれば良いのやら分からないようだったので勉強方法をアドバイスし、ほぼ強制的に約束させました。もっと話し合いながら結果を導き出したかったが、悔やまれます。
その目標は、今の成績からしてとても高い。本当に達成することができるのあろうか。多分無理かもしれないと思いながら対話を終わらせました。
どこまで真剣に聞いただろうか。中学生にしては少し幼い孫でした。
ともあれ学期末を待とう。
期待外れになったら彼の得意なことをさせてみよう。
彼は誰にも教えてもらってないのにスケッチがうまい。
2年ほど前、乗馬クラブで体験乗馬をさせてやりました。その後、自分で書いた馬のスケッチをLINEで送ってきました。「うまい」と感心しました。また、今年の正月、妻が気に入ってた買った「ベルギーの蚤の市」でのスケッチ画を長々と見て「うまいなあ」と言ったらしい。
絵を見て「素敵」とか「いいね」とか云えても「うまいなあ」とはなかなか云えない。自分の技量と比較し見てるのだ。客観的に見るのではなく、主観で見てるのだ。
学期末が楽しみだ。
その結果を見て、スケッチの教材を送ってやろうかなと思っています。でも、成績がかなり向上していたら勉強することも楽しくなるだろうから、スケッチの教材は先延ばしにしようかな。
対話をしたからと云って簡単に変わるものでもない。本人が悩んでこそ変わるチャンスがある。今のところ本人は悩んでいないようだった・・・疲れますわ~
学業だけが全てではないが、ある程度できることにこしたことはないのだが・・・