僕は明日、昨日のきみとデートする

東北バイクツーリングの際、新日本海フェリーに乗船したときショップで小説を買いました。その小説に強く感動したので、ブログに掲載しました。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
七月 隆文 (ななつき たかふみ)著 宝島社

京都の美大に通う学生の南山高寿は、通学電車の中で福寿愛美と出合う。言葉で表すことができないほどの衝撃を受け一目惚れする。彼女の後を追い、ストーカーと思われるかもしれないと思いながら、勇気を振り絞って声を掛ける。彼女の反応は意外にも好意的だった。緊張で連絡先を交換することもなく、別れ際に「また、会える?」と聞くのが精一杯であった。その時、彼女は「また会えるよ」という。

その後、高寿に「一目惚れ」と打ち明けられ、愛美は「ちょっと憧れていたから…嬉しかった」と、「でも、誰でもいいわけじゃないよ」「わたしはそういうの慎重だよ。慎重過ぎるほど慎重だよ。恋には憧れつつも慎重だよ。もはや病気だよ」とも言う。だが、その憧れに近づくため「自分への美意識と向上心」を磨き、初めてのひと高寿に出逢う。
その出逢いは・・・

感想
この小説を読んで、ひとの出合いは、それぞれの意思を超え、時を超えて宿命的なものであると強く感じた。ただそれに気づくか、気づかないかで、互いの人生に大きな影響を与えることになるだろうと思いました。良き人との出合いを見過ごさぬよう自分を磨いていきましょう(^_^;) …

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