角谷ガイド事務所のツアーに参加して剱岳へ
_登山前日、大阪を出発し、名神、北陸道を利用して立山ICに。20時頃立山ケーブルカー近くの駐車場に車を停める。外は雨、車の窓を開けられず寝苦しい車中泊となる。
1日目 室堂集合8時に合わせ立山ーブルカー、立山高原バスと乗り継ぎ、室堂2450m着。雨
_9時10分、登山開始。みくりが池温泉、地獄谷を経て雷鳥平で小休止。雷鳥坂を登り別山乗越から剱御前小舎。ここから剱沢を下り12時23分剱沢小屋で昼食大休止。
_14時10分宿泊予定の剣山荘着。絶えず雨と濃霧の中を歩く。気温低く吹き出た汗が身体を冷やし、とても真夏とは思えない寒だった。 就寝前「明日は晴れるようです。安心してゆっくりおやすみ」と剣山荘の主人。
_今日の行程 室堂2450m→雷鳥平2277m→別山乗越2750m→剱沢小屋2530m →剣山荘2470m 行程約5時間。
2日目
_4時20分剣山荘を出発。一服剱を超え、武蔵のコル着。五竜岳と鹿島槍から昇る陽をみて、山小屋で買った朝食の弁当。
_食後、前剱への急登を登る。6時、前剱を通過。雲が湧きだす。昨日に続き濃霧の中を歩く。昨夜の山小屋の主人の案内むなし。
_最初の難関、門と云われる鎖場に着く。切れ落ちた谷にかかる 細い鉄板の橋を渡らねばならない。おまけに雨で鉄の橋は鈍く光る。もちろん手摺などない。一瞬、躊躇するが、皆が平然と渡る姿を見て、僕も平然?と渡る。
_平蔵のコルに着きカニのたてばいの順番を待つ。
_カニのたてばいを這い登る、もう少しで登りきるところで足場が見当たらず、岩盤に垂れる鎖にぶら下がって「エィ」と打ち込まれたボルトに足を運びカニのたてばいクリアー。できるだけ鎖を頼りにしないようにしていたが仕方が無い。
_剱岳山頂2998mに8時着。剣山荘から4時間5分。濃霧で視界なし、気温9℃。8時25分下山開始。
_通称かにの横ばいにさしかかる。岸壁に打ち込まれたボルトの支点に鎖が張られている。鎖を頼りにしすぎると身体が不安定になる。鎖がたわむからだ。鎖はいざというときのために軽く持ち、岩の窪みに指先をかけ横に這う。もう少しでクリアーというところで指が掛かかりやすい窪みが見当たらず。わずかな岩の凹みを見つけ、慎重に横ばいしてかにの横ばいクリアー。(写真左カニのヨコバイは他から拝借しました)
_横ばいの後は、ほぼ直立の鉄梯子を降り平蔵のコルへ。難関を過ぎ、以後前剱まで濃霧の中を歩く。 前剱山頂10時15分。30分ほど休憩。
_12時6分剣山荘着。剱御前小舎を経へて雷鳥荘へ向かう。
_16時2分雷鳥荘着。今日の行程 剣山荘2470m→一服剱2618m→前剱2813m→剣岳2998m →前剣→一服剣→剣山荘→別山乗越2750m→雷鳥平2277m→雷鳥荘。行程11時間42分。
_この二日間とも、殆ど雨と濃霧の中を歩く。展望もなく疲れた〜という感じだったかな。 雷鳥荘泊。
3日目 午前中に雷鳥荘を発ち、散策しながら室堂へ。帰途につく。