山陽道福山SAへ First day
_ゴールデンウィークの後半。早朝に大阪を出発し、山陽自動車道の福山SA(広島県)へ。一番の心配はゴールデンウィークの渋滞だったが、日程選択が功を奏したのか、10時半、山陽自動車道福山SA着。至極順調でした。

しまなみ海道

_広島県尾道市からしまなみ海道に入る。速度を落とし橋上から景観を楽しみながら因島大橋を渡る。大浜パーキングで停車し因島大橋を眺む。生口橋を渡り瀬戸田パーキングで多田羅大橋を望む。大三島(大三島橋)を通過して大島北ICで降りる。

多田羅大橋

多田羅大橋

_大島では村上水軍海賊博物館を見学。村上水軍の本拠地の一つ能島を中心にその海域の要所を押さえた海賊「能島村上水軍の衰退」を学ぶ。

村上水軍海賊博物館にて
 

_次に壮大な来島大橋を望むことができる亀老山展望台へ。楽しみにしていたショットは靄っていていまひとつ。

亀老山展望台より来島大橋を望む

_15時過ぎ、四国今治へ。宿泊地到着には少々時間があったので、今治糸山公園来島大橋展望台へ立ち寄る。

 

_17時、予定通り今治湯ノ浦のホテル着。チェックイン時に、明日の朝食時間を問い合わせると7時半から。これでは九州に渡るフェーリーの出航時刻に間に合わず。明日の朝食はキャンセル。温泉で四肢を伸ばす。いいね!

 

大分八幡浜から九州阿蘇へ 2nd day
_早起きざま6時5分にホテルを出る。あまりに早い出発で時間の余裕もでき、大洲IC直行の予定を変更し松山道伊予ICを出て、道の駅ふたみから海沿いの夕焼け小焼けラインを走る。快適な海岸ドライブを楽しめた。
_九州へのフェリー埠頭八幡浜港には予定より1時間早く到着。切符売り場の時刻表をチェックすると8時40分の便があった。すぐに乗船手続きをと思ったが、案内ボードをよく見ると、この便は予約を入れていた宇和島運輸フェリーではなかった。急いで予約取り消しの理由をあれこれ思い巡らし、切符売り場の窓口でキャンセルを申し出る。その理由を聞かれることもなくあっさりと受け入れられ多少気が抜ける。そういう訳で九四オレンジフェリー8時40分発に乗船。

東九州自動車道

_九州臼杵港11時5分着。1時間の余裕ができたので、臼杵の知り合いを訪問することにした。突然なので驚くだろう、楽しみだ。案の定ビックリされ歓待を受ける。喜んでもらえると気持ちが良いものだ。1時間ほど歓談し由布岳へ。

_臼杵ICから東九州自動車道へ。別府を過ぎたころ左に由布岳が見えてくる。目の覚めるような緑の草原を眺めて走る。すばらしい景観だ。だだ、風が相当強くバイクが右に流されそうで停車する気にならず、通りすぎてしまい写真も撮れなかったのが少し残念。

九重夢大吊橋

_九重ICを出て九重夢吊大橋へ。40号飯田高原中村線の狭い九十九折れの登り坂に緊張する。九重夢吊大橋は、高さ173m、長さ390mで、共に日本一らしい。期待どおりの大吊橋、とりわけ大吊橋からの大渓谷が絶景だ。歩いて橋を往復したが体を揺らすほどの強風に閉口した。「こんな風の強い日は滅多にないんですが」と地元の人。

九重夢大橋

大観峰

_11号やまなみハイウエイへ。長者原近辺までくると、今にも雨が降りそうな雲行き。あたり一面、霧に覆われ景色どころではない。「二日目はもう終わったな、ひたすらホテル直行か」と落胆しながら やまなみハイウエイに別れを告げ、 大観峰へ。45号ミルクロードに入る。大観峰に近づくにつれ霧は晴れ、四方の鮮やかな緑の草原が美しい。

大観峰とは熊本県阿蘇市にある山である。標高は935.9m。阿蘇北外輪山の最高峰であり、阿蘇カルデラ壁、そして中央火口丘である阿蘇五岳をはじめ、九重連山も一望することができる。至近には国道212号がカルデラ内外を繋いでおり、当山へのアクセスは容易で、駐車場も整備されており、多くの観光客を集める。(ウィキペディアより)

大観峰にて

大観峰にて

阿蘇プラザホテル着。夕食は霜降りの馬ざしを別注し、心地よく酒に酔う。

 

Last day 阿蘇から宮崎へ

阿蘇山

阿蘇の朝(阿蘇プラザホテルにて)

_緑したたる草原道298号阿蘇パノラマラインを快走し米塚で記念撮影。草千里ヶ浜を経て8時過ぎ阿蘇山西駅ロープウエイ駐車場へ。阿蘇山公園道路開門の8時30分。早く着いたので大駐車場にバイクを止め時間待ち。天候晴れ時々曇り。

阿蘇の朝

阿蘇火口へ

阿蘇火口

高千穂峡

_9時6分阿蘇火口を後にして南阿蘇に向かう。大草原でのんびりと草を食む馬の群れを右に眺め爽快に下降。白川水源を過ぎ車の少ない山間道のR235を快適に走り10時21分高千穂峡着。

_予め調べたら、数多くの観光客で高千穂峡をボートで観賞するには、相当待たされることもあると。従って、バイクの駐車場は、ボート乗り場にできるだけ近いところを予定していた。ところがその駐車場に行ってみると、乗用車のみでバイクは別の場所らしくガッカリ。大きなバイクを方向転換していたら、それを見かねた駐車場のオジサンが「2台だけなら停めてあげる」と。感謝感激雨あられ。おまけに貸ボートの待ち時間は15分。ラッキー!
真名井の滝柱状節理の高千穂渓谷をボートで観光。その後、五ヶ瀬川沿いを散策し、昼食はヤマメ定食。

宮崎フェリー乗り場へ

_最終観光地、高千穂峡に別れを告げ宮崎港フェリー乗り場へ。有終の美を飾るべく無事故無違反を心がけ、R218、北方延岡道路、延岡道路、東九州自動車道と乗り継いで道の駅日向で小休止。尾鈴サンロードで少々の雨とパトカーと出合う。その後R10を淡々と走る。

_やっとこさ一ツ葉有料道路に入る。道路中央分離帯のフェニックスの木々が南国の風情を漂わせる。一ツ葉パーキングでバイクを停め、防波堤の階段を降りて浜辺にでる。

曇天下の太平洋、モノトーンの荒波が砂浜を洗う、その先には果てしない大海原。自然を前にすると人間の非力さを感ぜずにはおれない。
自国の自由や繁栄を勝ち取るための覇権争いに神経を尖らす前に、もっと自然(宇宙)と人類の在り方を考えるべきだ。世界中の人々が、世界中の国々が!そう思わないかい(¬_¬)。ともあれ、旅の成功を祝しバンザーイ!

_フェリー乗船までの時間調整を兼ねパーキングのレストランでコーヒーブレーク

_フェリー乗船は船内3階まで上らされ、狭いバイク置き場に縦列駐車、係員に助けられ駐車するが、大型バイクはこれが辛い。(^^)!

 

編集後記
_今回の行程は、ほぼ計画どおりで、余裕の持てたツーリングであった。天気も「やまなみハイウエイ」の長者原を除いて、各ポイントではどこも晴れて心地よいツーリングとなった。

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