稚内市から留萌市へ 189キロ

稚内市 曇。ホテル8:06発。R40に入る。道路はアイスバーン。天塩へ

豊北ICを過ぎたあたりから圧雪路。広大なサロベツ原野を右に見ながら、待ってましたとばかりに真っ白い世界を快走する。壮快で写真を撮ることすら忘れてしまった。サロベツ原野は白一色で、夏のような生気はそのかけらすら感じることができない。

厳冬のサロベツ原野。広漠とした白い大地 厳冬の装い 生の力を隠し持つ 静謐の大地

稚内市を発ちもう少しで2時間になる。そろそろ休憩しないと。パーキングの案内板(名山台展望P)が見えたところで休憩。10:08トイレで足のカイロを付け替える。
さあ、次は天塩だ。ふとナビを見ると国道からそれている。方向は間違っていないはず、そのまま突き進む。「←天塩」の道路標識。道の駅「てんしお」11:22着。店員にカイロを買おうと尋ねたが置いていなかった。道すがらセイコマで買うことにする。

留萌へ

天塩から晴れ。11:14分道の駅「天塩」発。

R232天塩を過ぎ遠別町への道中にて

13:16道の駅「しょさんべつ」、13:20セイコーマート遠別店で足カイロ購入。レジの際「座れるところありませんか。」と店員に尋ねる。教えてくれた近くのバス停まで歩き、待合室に入り椅子に座って足カイロ交換。バス待ち客はおじいさんひとりだけ。14:00羽幌でガソリン給油。14:25道の駅Wとままえ着。

夏にも立ち寄った「Wとままえ」 のソフトクリームは濃くて美味しかった。今回もぜひ食べようと思っていた。他にお客さんもいなかったのでソフトクリーム食べながら店員さんと話す。「今年の冬は近年ない寒さですよ。昨日も今日も良い天気でホッとする。」と店員さん。稚内に行ったと言うと、「あそこは特別寒いところ」よくあんなところへ行くなあという顔された。それも、バイクで!

防寒対策は万全を期した。だから何処にいても寒さは感じなかった。稚内と苫前町そんなに違うのかなあと思った。ソフトクリームを食べ終わるころ、寒くなってきた。こんな寒いときに、何で冷たいものを食べてるんだろう・・・

当初の予定では宗谷岬で一泊。次の日に宗谷岬から稚内に立寄り、R40を南下し「しょさんべつ」か「Wとままえ」で泊まる予定だった。昨日は距離を稼げたので稚内市まで行けた。そのため、今日はまだ早い時間に「Wとままえ」まで来ることができた。この調子なら、留萌迄行こう。

( 道の駅「おびら鰊番屋」にて)

留萌 小雪

留萌手前まで時速40キロ程度で走れた。距離が稼げた。R232を離れ市街に入る。市街に入るといつもながら雪の酷道。おまけに除雪用ダンプ増え道はテコボコだらけ。いつ転けてもおかしくない。さらに車増えバスも走る、走りずらい。当然なことだが、真冬に二輪で走ることなど、″道路管理公社?″は想定していないのだ。

薄暮の16:37JR留萌駅に着く。なぜJR留萌駅へ?。実は宿を探すには、駅へ行けば何とかなるだろうという作戦だった。ところがJR職員の対応が要を得ず。そこで観光協会ありませんかと尋ねるも「空いてるかなあ」と話が前に進まない。ホテル・旅館の掲載されたリーフを見せられ、「素泊りなら、そこに◯◯がありますが」と。とりあえず、指定されたところを尋ねるが、駐車場は除雪されておらず厚い雪で覆われ入れない。JR留萌駅訪問は外れってことで駅前をウロウロ。

駅前に商店街があったので入ってみる。買い物中のおばさん三人組を見つける。「近くにビジネスホテルありませんか」「バイクで来たの!」と驚く三人。話をするうち、ホテル街の様子が分かってきた。駅舎で貰ったホテルの一覧表を見て、あたりを付けホテルへ電話し宿確保。そして、夜の留萌市内の酷道を宿舎のホテルへ。17:10分着。小綺麗なビジネスホテルに着く。

ホテルで紹介してもらった食事もできるという居酒屋へ。昼飯抜きだったので、たらふく食べて、生ビール・燗酒で夕食。ホテル代安かったが、夕食代膨らんで、食事付きのホテルと変わらず。

本日の転倒 0回 累計6回(内、大転倒2回)

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留萌市から札幌、そして小樽へ 162キロ

昨日は、天塩辺りから市街地を除き道路の大部分は一部路面が露出していた。おまけに車も少く、お陰で転倒もなく距離も稼げた。R40~R232~R231(オロロンライン)を帰途に選んで正解だった。昨日に引き続き今日も晴れ。

留萌から札幌へ 晴れ
8:18留萌発。オロロンラインR231をひたすら南下して札幌へ。車も少なく道路中央を快走。バックミラーに車が見えたら、ゆっくりと左により止まってやり過ごす。増毛町を過ぎたあたりに、岩尾温泉あり、風呂に入る計画もしていたが、時間なし。(この日は丁度休みだったので諦めも簡単についた。)

雄冬岬パーキングで休憩。足のカイロを入れ替える。トヨタサーフが一台、人の気配もなく駐車していた。中で眠っているのかな?・・・雄冬海岸は陸の孤島と呼ばれていたらしい。今は長大なトンネルができて孤島は昔の話。

浜益までの街道の景色を2景。 

10:46浜益エネオス着、R451分岐の給油所、往路一日目で給油した場所だ。ガソリン入れて今回も事務所で休憩させてもらう。

12:16石狩市厚田区望来、戸田墓園バス停。往路で吹雪にあったのはこの先だ。

下の写真は、往路で遭遇した吹雪。R231石狩市厚田区虹が原付近かな?

 

14:16札幌の友人宅訪問、驚く友人夫婦と歓談し、明るい内にと15:30分友人宅を発つ。

小樽へ 曇りのち雪

札幌から小樽へはR5を走ったのですが、小雪降り車も多く、道路は融雪剤で茶色の雪泥で酷道となっていた。道路中央を走りたいのだが、左のバックミラーが割れて用を足さないのでそうもいかず。「慌てるな時間はたっぷりある。フェリー乗り場には22:30に着けば良い」と自分に言い聞かせながら、小樽まで両足出して格闘。

小樽市内に入っても雪泥の道。もう少しで目的地だというところで、深雪にハンドルとられ転倒。後方たちまち渋滞。すぐ後ろの運転手ほか誰も助けにこないのは今まで通り。
ここで荷物をおろして、バイクを起こすのかと思うとやり切れなくなる。転けたことは仕方ないと開き直り、渋滞をものともせず荷物を解きにかかる。そのとき、救世主あらわれ(近くの結婚式場らしき施設のガードマンさん)ことなきを得て助かる。「この道は雪がふわふわ、裏手の道は締まっているから。」と教えていただき新日本海フェリー小樽港乗り場へ。札幌からここまで、多く見積もっても1時間程度と思っていたが、2時間弱かかった。

お疲れさまでした。・・・17:20小樽港新日本海フェリー乗り場着。

往路のフェリー、そして小樽を出発し帰りの小樽市内に入るまで、バイクには一台も遭遇しませんでした。日本広しと云えども、 まさにこの時期、北海道を走っているのは私ひとりの感でした。今夕、初めて小樽市街で赤カブ2台に遭遇しました。アイスバーンと茶色い雪泥の国道をキビキビと走っていました。声をかけたくなりました・・・

フェリー乗船を待つ間、雪は止むことなし。帰途のフェリーも、バイクは私ひとり。

(小樽勝納埠頭 新日本海フェリーターミナルにて)

小樽

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