炎の経営者

「炎の経営者」高杉良 講談社文庫(上下)
高杉良の実名小説「炎の経営者」をよみました。

この小説は、戦後間もない時代、大阪の中小企業であった日本触媒化学工業の社長八谷(やたがや)泰造が、研究開発に力を注ぎ国産独自技術にこだわり、1970年(昭和45年)3月23日社長室で倒れるまで、様々な困難を乗り越え、今日の株式会社日本触媒の礎を築き基盤を確立した実名小説です。現在の会社規模は、ホームページを見ますと、2017年現在連結売上高3228億円、2018年3月現在資本金250億円・連結従業員4219人とあります。

小説で読んだ八谷(やたがや)泰造の経営指針が、会社のホームページ「強みを引き出す源泉は?」に端的に表現されていると思いましたので、下記に抜粋紹介しておきます。

「強みを引き出す経営」が持続的成長を支える
「リーマンショックの際、各企業が設備投資を抑制した時にも、私たちはその後の動向を読み、アクリル酸と高吸水性樹脂の生産設備の増設を完遂し、お客様に必要な製品を供給することができました。まさしく、創業来のDNAを受け継いだ結果です。

これまで歴代の経営者は、このDNA即ち「先見性あるチャレンジ精神」を根底に、強みである研究開発力と生産技術力にさらに磨きをかけるとともに、いずれの企業系列にも属さない独立系企業の優位性を活かし、数多くのお取引先を開拓してきました。このようにして、研究開発力、生産技術力、マーケティング力を掛け合わせてた総合力を経営のリーダーシップが最大限に引き出すことで、持続的成長を支えてきました。これこそが日本触媒の強みの源泉なのです。」

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