最強の経営者

高杉良著「『最強の経営者』アサヒビールを再生させた男」を読みました。

住友銀行で代表副頭取だった主人公樋口廣太朗は、当時の住友銀行のドン磯田一郎頭取と対立し辞職を決意。そんなとき当時アサヒビールの社長であった元住友銀行の上司、村井勉に次期社長として招かれ、当時「夕日ビール」と囁かれたアサヒビールの立て直しに奔走する話でした。

社員心得10訓、管理者心得10訓を掲げ、事業計画を見直し、消費者の立場に立ち、従業員の立場を理解し「やる気を」喚起し奔走する姿は、とても大企業の役員に籍を置いた人間とは思えませんでした。

また、社長は住友銀行から派遣されるのが常態でしたが、樋口廣太朗は社長を辞任し会長となるとき、住友銀行のドンの反対を押し切ってアサヒビール生え抜きの人材を後任に抜擢しました。

樋口が会長を退任するまでに連結決算営業利益は5倍になり、「夕日」は完全に「朝日」に様変わりしました。ビール市場10%のシェァーも2017年には39.1%に膨らみ、ドライビールは現在でも売れ続け50%のシェァーを誇り業界1位を維持しています。

企業の宿命は、変化を作り、変化を乗り越え、たゆまなく成長し続けることだと思いますが、彼のバイタリティーを知ることは決して無駄ではないと思いました。

コメントを残す

前の記事

終わった人

次の記事

組織に埋もれず